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間取り図


はじめに

Stairs!

団地で生まれ育った私にとって、階段のある家は憧れでした。だから大学時代の一人暮らしは、ロフトがある部屋を借りたし、就職してからの賃貸はテラスハウスを借りました。ここ最近『団地ブーム』という言葉を耳にしますが、団地に好きで住む奴の気が知れません。いや、「知れませんでした」と言うべきだろうか。

それがひょんなことから、団地の一室を手に入れて、そこに住む事になりました。大学院を出て地方の国立大学で教員をしていましたが、ご縁があって首都圏の大学へ転籍、さぁ家を探さなければならないとなり、おお慌て。「持ち家信仰」がある訳でもないけど、でも、首都圏で生まれ育った私にとっては、なんとなく首都圏に帰ってきたら、賃貸じゃなく持ち家が良いかなと、全く根拠ゼロの漠然とした思考で、家探しを開始しました。

domainマンション4000万円

丁度、実家のすぐ近くで大規模開発が行われて大きなマンションが建ちました。でも、値段を調べると、4000万やら5000万。さすが首都圏。新築マンションの価格としては普通なのかもしれないけれど、今までで一番高い買い物が「車」だという私には、これは天文学的数字に思えます。

そもそもが、団地生まれで、団地はもちろんマンションにだって住みたくないのですけど、この価格を知ると、注文住宅での一軒屋なんて、夢のまた夢です。

exploreそして団地へ

その時、知ったのが「リノベーション」という言葉でした。調べると、どうやらURとMUJIがコラボした団地とかがあるらしい。内装を全てひっぺがして、壁の位置から作り直す「スケルトンリフォーム」という方法もあるらしい、さらに、このようなリフォームを専門とした設計士もいるらしい。という事で、中古のマンションを買って、中身をすべてリフォームする事にしました。

ところが、さすがに首都圏。中古のマンションも高い。しかも、「スケルトンリフォーム」と言っても、管理規約などで制限され、あまり好き勝手なリフォームはできなそうだという事も分かりました。それならば「団地」で良いじゃないかとなった訳です。例えばサッシ。サッシは共有部分だから勝手に変更できないとリフォームに関するWebページにはよく載っていますが、私が生まれた団地は、そんな事もなく、皆さん自由に取り換えています。規約が古き良き時代のままなんですね。まぁ、それも一長一短なんでしょうけど。

という訳で、私が生まれた団地のある一室を購入し、それをスケルトンリフォームした顛末を、よくある楽し気なWeb内覧会形式でブログに書いていこうと思います。

詳しくは別の記事にしたいと思いますが、設計期間は海外赴任で日本を離れていたり、建築設計事務所には見捨てられたりと、波乱万丈でした。まぁ、その分、ブログネタが増えたという事なんですが、この記事を書いている時点では、ほぼ内装が終わり、後はキッチンの設置とカーテンの設置を残すのみで、無事完工しそうです。

築50年超の団地のスケルトンリフォームで、しかも50平米に4人と1匹暮らしを目指すという、殆どの人にとってあまり参考にならない情報かもしれませんが、団地に生まれて、大学生になるまでここで育ち、団地の良いところも悪いところも悪いところも悪いところも知っている私。そう悪いところだらけなんですけど、狭いというどうにもならない制約の中で、この団地という容器をいかに住み良くデザインするかは、非常に面白いチャレンジだと思います。

さて、Before & Afterという事で、まずはリノベーション前の写真です。360度カメラのRICOH THETAで撮影しました。

意外と綺麗でしょ?前のオーナーもリフォームして綺麗に使っていたため、使いやすそうなキッチンやら床暖房やらが備え付けられていたのですが、今回は最初から「スケルトンリフォーム」するという計画ですので、これは廃棄に。(いや、実際は親が使うという事で、実家に持って行ったのですが・・・)

さて、次回は、Web内覧会を始める前に、まずは工事と設計の話から始めたいと思います。これがまた長くなりそうだ・・・。

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